パソコンでナンバー偽造 量産体制も

自動車 社会 社会

前橋地検は26日、パソコンを使ってナンバープレートの偽造を繰り返していたとして、別の詐欺罪で起訴されていた34歳の男と、36歳の女を道路運送車両法違反(不正使用等の禁止など)の罪で同日までに追起訴したことを明らかにした。2人は容疑を認めているが、偽造したナンバープレートの数については正確な数がわかっておらず、警察が今も裏付け捜査を進めているという。

前橋地検によると、この2人は実際のナンバープレートを使って作った型枠を用いて、ポリエステル製のベースプレートを作り、そこにパソコンで作った文字を貼り付けるという手口でナンバープレートを偽造していたことがわかっている。

偽造したプレートはポリエステルであるため、実際のナンバープレートとは質感も違うのだが、遠目で見ている限りは違いが全くわからず、文字に関しても同じ書体、同じ色を使っているため、Nシステムやオービス(速度違反自動取締機)などに装着されているCCDカメラでは、実物と同じように読み取ってしまうようだ。

いずれも同番号のプレート4枚がこれまでに発見されているが、偽造品を量産できる体制になっていたこともわかっており、警察では2人が偽造されたプレートを販売していた可能性もあるとして裏付け捜査を進めており、別の犯罪に使われていないかについても確認を急ぐ方針。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る