日産ディーゼル工業は3日、2003年度第3四半期(4−12月)の連結決算を発表した。ディーゼル車規制対応のための需要増加により、売上高は、前の年の同じ時期に比べ24.7%増の3303億1000万円の増加となった。経常損益も黒字転換した。
同第3四半期は、国内の新車売上台数(出荷)が、前年同期にくらべ60%増の1万6513台と大幅に増加した。また日産自動車向けが同28%増の2万9184台、海外向けが同18.2%増と、いずれも増加。これにより、営業利益は、前年同期に比べ410%増(約5倍)の192億7700万円と大幅に拡大した。
最終損益は、リストラに伴なう特別損失の計上により、前年同期の60億7100万円から65億6700万円に赤字が拡大した。通期の業績見通しは、11月20日に発表した予想から変更していない。