12日発売されたロータス『エリーゼ111R』は、ロータスの最高級モデルという位置づけだ。しかしカリカリのスポーツモデルではなく、もともとアメリカ市場を念頭に開発されただけあって、“ライフスタイル”寄りの商品企画だ。
日本代理店のエルシーアイによれば、エリーゼラインナップを、ライフスタイル−エンスージアスト、ハード−ソフトの2本の軸で構成されるマトリックスに置いてみると、111Rは「ライフスタイル×ソフト」に位置する。
「エンスージアスト×ハード」には「スポーツ111」が位置し、これら2モデルをラインナップ両端として、間にエリーゼ・スタンダード、「111」が置かれる。
またロータスのターゲットユーザーには、もちろんスポーティな運転を好むエンスージアストが多いものの、「エンプティネスター」「目立ちたがり屋」なども含まれる。
「エンプティネスター」=巣立ち世代とは子供が独立して余裕ができ、自分の生活を大切にするようになった熟年層。そして「目立ちたがり屋」として、エルシーアイは「親はロータスを高価と思わず、子に与えるクルマとして最適と考える」という例をあげていた。