崖から転落した女性は消えた

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三重県警は20日、津市内に在住する20歳の女性が「交通事故を起こした」という連絡を最後に行方不明になっていることを明らかにした。

女性の運転していたクルマは自宅から10kmほど離れた山中で路外に逸脱・転落した状態で発見されたが、女性の姿は付近に無く、警察では救助を求めて歩き回るうちに遭難した可能性が高いとして、目撃者探しなどに全力を挙げている。

三重県警・捜査一課、同・津署の調べによると、女性が行方不明になったのは今月16日の夕方から夜に掛けて。津市内に住むこの女性は16日夕方、普段はあまり運転することがない自己所有の乗用車に乗り、「勤務先に行ってくる」と言って家を出た。

ところがその後の行方は全くわからず、翌17日の正午頃に「クルマを運転していて崖から落ちた。どこにいるのかよくわからない」という内容の電話が本人から家族の下に寄せられた。

家族は警察に対して捜索願を提出。警察はこれを受けて捜索を開始したところ、自宅から10kmほど離れた芸濃町の安濃ダム付近の道路から転落している女性のクルマを発見した。

現場には雪が積もっており、クルマはスリップして転落したものとみられるが、車内に女性の姿はなく、フロントガラスに頭を打ちつけたような血痕が確認できるものの、車外へ放出されたような痕跡は一切無かった。

このため警察では女性が自力で脱出。助けを求めて歩き回っていると判断した。

17日夜には現場から5kmの山中でふらふらとした足取りで歩く女性が目撃されているが、現時点ではこの女性が被害者本人なのかは確認されていない。目撃者は「不審な様子を感じたが、怖くて止まれなかった」と供述しているようで、警察では目撃情報が寄せられた地点を中心にした捜索も続けている。

警察では「女性は頭を強く打つなどして、正常に歩けていない可能性が高い。目撃した場合にはすぐに警察へ知らせて欲しいとコメントしている。

なお、失踪した直前の服装は、白い作業服に赤いパーカー、黒いジャージ。身長は154cmと比較的小柄だ。

《石田真一》

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