【ホンダF1】2004年体制…2〜3回は表彰台の真ん中
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その期待に応えるかのように、本田技術研究所F1プロジェクトリーダーの木内健雄氏も、「序盤戦から高い順位でフィニッシュできることを、ファーストプライオリティとしたい」と、力強く語った。
今シーズンを戦うエンジンは、ホンダ新開発の「RA004E」である。一層の小型軽量化や、低重心化、高出力化に取り組むとともに、耐久性にも最大限の配慮を行っている。
というのもレギュレーションの変更により、今年からレースウイークの3日間を1ドライバー1基のエンジンで走り切らなければならない。また、砂漠の中のサーキット、バーレーンも加わり、砂の吸い込みなどによるダメージも考えられるのためである。
一方、車体の開発は B・A・R のテクニカルディレクター、ジェフ・ウィリスを中心に、ホンダからも25名のエンジニアが参加して行われた。ギアボックス、サスペンション、空力特性など、あらゆる部分を見直すとともに、11月からはミシュランタイヤを履いてテストを繰り返したという。
03〜04年のオフシーズンに2万kmを超える走行テストを繰り返し、エンジンと車体を高いレベルで融合させた「B・A・R・ホンダ006」。バルセロナのテストでは3週目でコースレコードを更新したという実力を携えて、3月7日、メルボルンGPに挑む。
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