MGローバーの経営に関し英政府が調査へ

自動車 ビジネス 企業動向
MGローバーの経営に関し英政府が調査へ
MGローバーの経営に関し英政府が調査へ 全 1 枚 拡大写真

経営再建中のMGローバーに対して、イギリス政府が調査に乗り出すことになった、と3日付けの英『タイムズ』紙が報じている。同社の複雑な組織形態と、なぜ、そのような組織形態がとられたのかが問われている。

現在の株主であるフェニックス・コンソーシアムは、MGローバーが経営危機にあった2000年に、MGローバーをBMWから10ポンド(当時1700円)で買い取った。

しかしこの際に、利益をあげている金融部門とエンジン部門をMGローバーから切り離し、フェニックスが直接支配するかたちにしてしまった。このため、これらの部門であげた利益をMGローバーの再建に使えなくなってしまった。

さらにMGローバーが赤字にも関わらず、経営陣向けの年金には、巨額の資金が追加されていたこともわかった。こうしたことから、MGローバーの再建ではなく、利益を搾り取るためだけに買収をしたのではないかとの、批判が高まっていた。

フェニックス側は、こうした見方を否定しているものの、再建の後押しをしてきた政府が、経営の透明さを求めるのも致し方のないところだろう。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る