【新聞ウォッチ】奧大使らの車両、痛々しい姿でイラクから“帰国”

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、
日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、そ
の内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年3月5日付

●2004年F1きょう開幕(読売・23面)

●2月新車販売、カローラ首位、オデッセイは3位(朝日・13面)

●マツダ・いすゞ、車とバス、リコール(朝日・37面)

●首相、ゴーン氏、投資CM、欧米全域で放映(毎日・5面)

●副社長にレンシュラー氏、次期社長含み、三菱自動車、当面2頭体制(毎日・10面)

●自動車総連加盟の4割、450労組がベア要求へ(産経・9面)

●クルマの情報拠点「自動車会館」オープン(産経・10面)

●自動車保険料、実走距離で変動、あいおい損保(産経・10面)

●奧大使らのクルマ“帰国”(産経・29面)

●韓国で商用車生産、日産ディーゼル検討、日本企業で初(日経・1面)

●新会社論:ヤマハ発動機、組織の壁崩し活力(日経・1面)

●広州ホンダ・門脇社長退任へ(日経・15面)

ひとくちコメント

白いビニールシートに覆われ、四方八方にガムテープを巻き付けた痛々しい写真である。きょうの東京が1面中央にカラースナップで掲載している。イラクで昨年11月、殺害された奥克彦大使と井ノ上正盛1等書記官が事件当時に乗っていた四輪駆動車の貨物便が4日夜、成田空港に到着した。

クルマはトヨタ製の『ランドクルーザー』で、事件後、現地の日本大使館が管理していたが、に無残な形になって“帰国”を果たした。貨物機から降ろされた車は東京都立川市の第4機動隊の敷地に移して、奥大使らの遺体に残っていた銃弾を鑑定するなど捜査を進めている警視庁が破損状態などを調べ、襲撃時の状況を把握するという。

イラク支援の一環として、日本政府は、近く1200台弱のパトカーを提供するが、このような痛々しい姿にならないように治安の維持を願う。

《福田俊之》

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