【インプレ'04】熊倉重春 トヨタ『クラウン』 狙い通りになっているような、いないような

試乗記 国産車
【インプレ'04】熊倉重春 トヨタ『クラウン』 狙い通りになっているような、いないような
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はっきりいって中途半端だ。念入りな作り込みやかゆいところに手の届く装備の充実ぶりはクラウンそのもの。その一方で「ユーザー像の若返り」も謳うが、狙い通りになっているような、いないような。

スポーツ指向のアスリートはそれほど矛盾のないまとまりだが、ロイヤルサルーンには「?」が付く。本来あるべき安楽さにも徹しきれず、柔らかさの中に妙な硬さも併せ持ってしまった。

デザインも、長年の固定客と30〜40歳代の両方から歓迎されたいのだろうが、その結果どっちつかずともいえる。もはやみんなが「いつかはクラウン」と憧れているわけではない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

熊倉重春|モータージャーナリスト
東京・焼け野原の戦後第一期生。25年間クルマ雑誌に勤めて何でもやったので、フリーのジャーナリストになった今でも何でもやる。いや、クルマのことなら何でも首を突っ込みたがる。今最大の関心事はエネルギー問題。

《熊倉重春》

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