【ストラーダ DS100長期リポート その6】自立航法ユニット追加で高精度をゲット!

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『DS100』が編集部にやってきてから、早くも2カ月が過ぎようとしている。ポータブルナビを本格的に使った経験というのはこれまでに一度もなかったことから、使い始める前には「できることは限られているのでは?」とか、今からしてみればDS100の実力を軽視していたことは正直なところ否めない。

だが、DS100はそうした事前の予想をいい意味で裏切ってくれた。機能や性能は上位機種と比べても遜色がなく、操作性がシンプルなことには好印象を持った。地図表示もルート案内も的確で「不満はない」と思っていたのだが、使っているうちに気になることも出てきた。

それは現在いる位置を見失い(ロストして)、数十メートル離れた場所を示す現象が突然起きることだ。ところがそれは毎回必ず起きるというわけでもない。以前ロストした経験のある場所を通ったとしても、そのときはしっかりと現在位置を把握していたりする。どうして? 

自分なりに記録を取り続けた結果、測位できなくなるパターンというのが何となくわかってきた。上空にある衛星の角度(位置)が悪く、さらには前後左右の見通し範囲を高いビルで遮られるような場合、測位に必要な電波が届かなくなってしまうのだ。このような条件だと、さすがのDS100も白旗を揚げてしまう。東京都内でいうなら渋谷とか青山、赤坂など坂の多く、高いビルがある街を苦手とするらしい。

DS100は上位機種のDV150/DV250から自立航法ユニットを省き、ポータブル化している。逆にいえば自立航法ユニットさえプラスすれば上位機種と性能的にも肩を並べるということだ。そこでモノは試し……とばかり、DS100に自立航法ユニットをプラスしてみた。ユニットの取り付け作業は専門業者に依頼しなくてはならず、ちょっと面倒だけどこれは仕方がない。

DS100の測位性能は「かなり優れている」と思っていたのだが、自立航法ユニットを付けた状態を一度でも味わうと「ユニットなしには戻れない」と感じてしまう。高架橋の下を延々と通るような場合や、長いトンネルなどGPS衛星からの電波が遮断されるような状況でも自立航法ユニットがあればしっかりと位置を表示してくれる。こうして、苦手としていた渋谷や青山も完全に攻略してしまった。

また、「これはすごい」と強く実感したのはルート案内中に表示される3Dレーンガイドだ。右左折する交差点までの残り距離をカウントダウンしていくのだが、交差点の中央部でしっかりと「残り0m」を表示してくれる。

さらに、指示された交差点を曲がらずに通過すると、その交差点を通過した(ルートを外れた)直後からリルートを始める。リルート開始までのタイムラグは「ほとんどない」といっていいほど。この素早さにもかなり驚かされた。

《石田真一》

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