水素社会牽引は燃料電池車でなく…水素内燃機関で

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水素社会牽引は燃料電池車でなく…水素内燃機関で
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矢野経済研究所は、水素自動車の現状の技術動向と2010年に向けた将来展望についてまとめた。調査は自動車メーカー、関係研究機関、関連業界団体、政府系研究間に対して、昨年9月から10月にかけて面談や電話などで調査した。

この結果、水素自動車の市場投入は2005年で、2008年以降には量産化が進展し、2010年には世界全体の水素自動車の普及台数は4万台に達する。

水素自動車の普及は水素インフラの整備状況に応じてで、地域別で異なる動きが出る。このため、世界的にはドイツを中心とした欧州で先行、米国はカリフォルニアなどの西海岸からインフラ整備が進展する。日本はインフラ整備の遅れで、欧米の50%程度の普及率にとどまる。

研究開発の実績では、日本に大きな蓄積があるが実用化では欧米企業が先行する見通し。中心となるのは積極的に開発しているBMWになる。

水素社会への移行で先導するのは燃料電池車でなく、水素内燃機関の可能性の方が高い。BMWが開発してきた水素内燃機関の実用化に対する取り組みが自動車業界で評価されてきており、フォード、マツダも開発を表明しており、実用化のテンポがアップしている。

《レスポンス編集部》

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