車中で自殺を図り、仕上げに衝突事故

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19日夜、愛知県春日井市内の東名阪自動車道・勝川インターチェンジ(IC)付近で、本線と出口車線の分離帯に44歳女性が運転する乗用車が激突する事故が起きた。女性は車内で刃物を腹に刺すなどして自殺を図っており、収容先の病院で死亡している。

愛知県警・高速隊によると、事故が起きたのは19日の午後9時ごろ。東名阪自動車道下り線・勝川IC付近を通りがかったドライバーから「本線と出口車線の分離帯に激突して大破しているクルマが停止している」との通報が寄せられた。

通報を受けた高速隊が現場に急行。大破したクルマの運転席に中年の女性が、助手席と後部座席に2人の女児が倒れていることを確認した。

人はすぐに救助されたが、クルマを運転していた女性は事故の衝撃で負傷したのではなく、腹にナイフを突き刺し、失血状態で倒れていたことがわかった。女性は近くの病院で治療を受けたが、外傷性ショックなどが原因で間もなく死亡した。

警察の調べに対し、負傷した小学6年生の女児2人は「お母さんが自分で自分を刺した」などと供述しており、警察では女性がクルマで走行中に自殺を図り、同乗していた娘も殺害する目的で故意に衝突事故を起こした無理心中事件の可能性が強いとみて、親族など関係者から事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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