無免許の発覚を恐れ身代わり出頭依頼

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今月3日に東京都調布市内の市道で他車に追突する事故を起こし、2日後に運転者を死亡させた男が交際中の女に身代わり出頭を依頼していたとして、警視庁は21日、23歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(無免許運転)容疑で、23歳の女を犯人隠避容疑でそれぞれ逮捕した。

警視庁・調布署によると、この事故は今月3日未明に発生している。調布市内の市道で路上駐車をしていたクルマに後続の乗用車が激突。駐車中のクルマに乗っていた58歳の男性が事故の2日後に死亡したというもの。

近くに住む23歳の女が警察に対して「事故を起こした」と通報。警察では業務上過失傷害容疑で取り調べを行っていた。

しかし、取り調べ初期の段階から女の供述には曖昧な点が多く、事故発生の状況についても証言を二転三転させるなどした。取り調べを担当していた警察官はこの点に疑問を感じていたが、事故から2日後に被害者が死亡したことを告げると女の態度が一変。交際中だった23歳の男から身代わりを頼まれ、出頭したことを自供した。

男は事故直後、この女を携帯電話で呼び出し、「無免許が発覚するとマズイから」と身代わりを依頼。女もこれを了承し、警察に「自分が運転していた歳に事故を起こした」と届け出たという。

警察の取り調べに対し、男は「無免許だったので事故を起こして逮捕されることを恐れた。相手が死ぬとは思わなかった」と供述。事故を起こしたり、身代わりを依頼したことについて反省している様子は全くみられないようだ。

《石田真一》

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