日本自動車工業会は、2003年度の福祉車両の販売実績を発表した。
それによると自動車NOxPM法や首都圏でのディーゼル規制によって代替えが促進され、バス需要も伸び、福祉車両全体で前年度比16.5%増の4万4023台だった。福祉車両の販売は、自工会が統計をとり始めた1992年度から一貫して増加している。
車種別では、軽自動車が同10.3%増の9785台だった。低価格で小回りがきくことが好評で、個人需要を中心に伸びている。小型車は同14.3%増の2万8015台だった。高齢者の増加で、車椅子移動車、昇降シートを中心に、乗降しやすい車両が増加傾向にある。
バスは同41.0%増の6223台と大幅に増えた。低床バスへの切替が進んだほか、自動車NOxPM法や首都圏のディーゼル排ガス規制への対応で販売が好調に推移した。