日本貿易振興会(ジェトロ)は、中・東欧地域の日系製造業経営実態調査の結果をまとめ公表した。2003年末の同地域への進出企業数は、昨年の同時期にくらべ18社増え137社と過去最高水準になった。
進出企業では輸送機械工業や電気機械工業などの進出が目立っている。同地域は賃金水準がEU(欧州連合)加盟国の平均の4分の1以下で、欧州に進出する企業にとっては、人件費の安さも魅力になっている。
5月にはチェコなど同地域の8カ国がEUに加盟することになっており、通関手続きの簡素化などにより、同地域からの輸出拡大への期待が高まっているという。