「デザイン氷河期」…エンリコ・フミアが警鐘

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「デザイン氷河期」…エンリコ・フミアが警鐘
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安全基準や空力特性のせいにするな

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創造的な活動であるデザインよりも、開発の実務を請け負ったほうが自動車メーカーの受けは良いし、ましてやインハウスデザイナーとの競合に対する目は非常に厳しいのが現状です。自動車メーカーの目を恐れて、創造的なカロッツェリアが生まれにくいのかもしれません。

実際、ピニンファリーナやベルトーネといった、かつてデザインで一世を風靡したカロッツェリアにも同様のことが言えます。もはやクリエイティブセンターとしてではなく、エンジニアリング開発とモデリングの拠点としてモーターショーに登場して来るのです。

ピュアデザインの立場から言えば、スタイリングというものが流行の影響を受けすぎていて、情けなくも見えます。『スタイルオート』という昔のカーデザイン雑誌を引っぱり出してみると、ここ10年間に発表されたものに比べてはるかに新鮮で革新的なコンセプトやアイディアが見出せます。

これを「最近の安全基準や空力特性による制約のせいだ」という人がいたら、明らかな間違いです。デザインのための空想力と、車体構造の革新的なコンセプトの欠如にほかなりません!

すべてのデザイナー諸君ならびに、自動車メーカーのマネージャーは、今度のジュネーブモーターショーを機会に、総括と自己批評を通して、自動車デザインの知的ルネッサンスを実現してもらいたいと思います。

私たちの見る目を養い正しい美的センスを育てる「美のエコロジー」こそが、ルネッサンスをもたらし、新しく成熟した自動車の文化を誕生させるのです。

1/3●新生カロッツェリアショーとなったジュネーブ
2/3●イタリア人デザイナーは滅びた
3/3●安全基準や空力特性のせいにするな

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《Enrico Fumia》

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