【新型フォード フィエスタ試乗】国産コンパクトカー並みの扱いやすさ

自動車 ニューモデル 新型車
【新型フォード フィエスタ試乗】国産コンパクトカー並みの扱いやすさ
【新型フォード フィエスタ試乗】国産コンパクトカー並みの扱いやすさ 全 3 枚 拡大写真
フォードの新型コンパクトカー、『フィエスタ』には、1.6リッターの4気筒DOHCエンジンが搭載されている。スペックは最高出力は100psで最大トルクは14.9kg-mと平均的な数値。だが意外にも『フィエスタ』の走りは元気のある仕上がりになっている。

エンジンパワー自体はパワフルというわけではないが吹け上がりが軽く、回転に応じてクルマを軽々引っ張ってくれる。シフトアップのタイミングも素早く、欧州車によくある、トルクで引っ張ってからシフトアップするタイプではない。この点はどちらかというと国産車に近いフィーリングだろう。

サスペンションも欧州車からイメージする、硬く引き締まったものではなくソフトで乗り心地もいい。それでいてワインディングロードを走ってみても安心感は高く、少し高い速度でコーナーに入っても、意外なほど簡単にコーナーをクリアしてしまう実力を持っている。

ブレーキに関しても、欧州車は比較的ペダルが重く、大きな制動力を必要とする場合に強く踏み込む必要があるが、『フィエスタ』の日本仕様ブレーキは、欧州仕様から若干変更が加えられており、軽いタッチで制動力を引き出せるようになっている。この点も国産車に近いフィーリングといえるだろう。

このように『フィエスタ』は欧州車でありながら、フィーリング的には国産車に近い面も持っている。初めて輸入車を購入する時には、ブレーキやエンジンのフィーリングの違いに戸惑いを見せる人も多いが、『フィエスタ』なら初めて輸入車を購入するという女性であっても違和感なく運転ができるに違いない。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  2. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  3. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  4. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る