取り締まる側が…交通課員が飲酒運転で事故

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警視庁は1日、酒気帯び状態でクルマを運転し、追突事故を起こしたとして武蔵野署・交通課に所属する42歳の巡査長を業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。この巡査長は病気を理由に昨年3月ごろから休職していたという。

警視庁・昭島署によると、事故が起きたのは1日の午前3時15分ごろだという。東京都昭島市松原町付近の付近の交差点で40歳の男性が運転するタクシーが信号待ちのために停車していたところ、後続の乗用車が追突した。男性は事故によって打撲などの軽傷を負ったが、後続車を運転しいた男が酒臭いことに気づき、110番通報した。

通報を受けて駆けつけた同署員がアルコール検知を実施したところ、後続車を運転していた男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。このため業務上過失傷害と道交法違反の現行犯で逮捕した。

後の調べで、逮捕された男は武蔵野署・交通課に勤務する42歳の巡査長であることが判明した。いわば「交通違反の摘発を行う側が摘発されてしまった」のだが、この巡査長は昨年3月から病気を理由として休職扱いになっていた。

巡査長は警察の取り調べに対して「前夜から缶ビール5本を飲み、無くなったので近くのコンビニエンスストアに買い出しに行く途中だった」と供述している。飲酒運転したこと自体に反省している様子は見られず、止まれなかったことを悔やんでいるという。

武蔵野署では「逮捕は非常に遺憾。今後このようなことが再発しないように署員への指導を徹底したい」とコメントしている。

《石田真一》

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