光岡自動車は、自社製マイクロカーの『コンボイ88』にリチウムイオンバッテリーを搭載した「コンボイ88-Li」を開発したと発表した。1充電当たり100km以上の航続距離を達成した。
同社では、マイクロカーシリーズとして1999年から電気自動車の生産・販売を行っており、2003年にはコンボイ88を発売した。これは鉛バッテリーの電気自動車で、自社製コントローラーと充電器を搭載していた。
今回開発したのは、ノート型リチウムイオンバッテリーを84枚搭載することで、1充電当たりの航続距離を従来の70kmから100kmに伸ばした。
リチウムイオンバッテリー搭載のマイクロカーは日本で初めて。リチウムイオンバッテリーはエネルギー密度が高いことから、電池容量を確保しながら鉛と比べて重量を半分以下とし、車両の加速性能、登坂性能を向上した。
コンボイ88-Liは、大阪ガスセキュリティーサービスに試験的に3台を販売、本格生産は今秋の予定。販売計画、市販価格は未定。