【日産歴代車】セドリック/グロリアの源流をたどる…後編

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【日産歴代車】セドリック/グロリアの源流をたどる…後編
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ウェッジシェイプにコークボトルラインのエレガントなフォルムで人々を魅了したのが3代目セドリックの『230型』だ。1971年2月に発売され、このときにグロリアを統合モデルとした。4ドアセダンと2ドアハードトップが用意され、72年には日本初の4ドアハードトップを発表する。エンジンはL型6気筒が主役で、頂点は2600GXだ。

排ガス規制が厳しくなった75年6月にボディを一新し、『330型』となる。主力はL20系6気筒と排気量を2.8リッターに拡大したL28型だ。トップグレードは「ブロアム」を名乗った。撮影車両は朝日新聞社のアジアハイウェイ取材班の公式車両である。

79年6月には上品なシックスライトウインドーの『430型』がベールを脱ぐ。2ドアハードトップは整理された。エンジンは6機種が用意され、10月には日本初のターボ搭載車を投入する。12月に5速MT車が発売され、翌年には3速AT車も加わった。

83年6月に『Y30型』セドリック/グロリアが誕生する。心臓は日本初のV型6気筒、VGエンジンだ。2リッターと3リッターがあり、2リッターはターボも選べる。マイコン制御のオートエアコンや本革パワーシート、雨滴感知式間けつワイパーなど、新技術も満載した。

87年6月にモデルチェンジして『Y31型』となるが、その上級モデルとしてサイズアップを図ったシーマを投入する。V6・DOHCターボや電子制御エアサスペンションを採用したのが受け『シーマ現象』を巻き起こした。

《片岡英明》

片岡英明

片岡英明│モータージャーナリスト 自動車専門誌の編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。新車からクラシックカーまで、年代、ジャンルを問わず幅広く執筆を手掛け、EVや燃料電池自動車など、次世代の乗り物に関する造詣も深い。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

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