マツダの2004年3月期の単独決算は、売上高が前年同期比8.1%増の1兆6617億円、営業利益が同29.7%減の204億円となり、増収減益となった。
期中の売上げ台数は、国内が同1.0%増の30万3000台、輸出が同3.2%増の59万台で、輸出が好調だった。欧州向けの『Mazda 3』(日本名:『アクセラ』)などの販売が好調だったのが主因で、大幅増収となった。しかし、対ドルで円高が進行したほか、北米向け輸出の利益率が低下して営業減益となった。
経常利益は同29.7%減の204億円、当期純利益は前期の502億円の赤字から31億円の黒字に転換した。
今期の見通しは売上高が同13.7%増の1兆8900億円、営業利益が同2.1%減の200億円、当期純利益が同129.4%増の70億円になる見込み。新車売上げ台数は同16.8%増の104万3000台を計画。
2004年3月期の年間配当は前期と同額の2円となる。