【ホンダ・エリシオン発表】パワートレインは2機種、燃費に期待

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ・エリシオン発表】パワートレインは2機種、燃費に期待
【ホンダ・エリシオン発表】パワートレインは2機種、燃費に期待 全 4 枚 拡大写真

ホンダ『エリシオン』のエンジンは2種類。『インスパイア』で導入された気筒休止システム付き3.0リットルV6「i-VTEC」、および『アコードワゴン』にも搭載されている2.4リットル直4・i-VTEC。駆動方式はFFと4WDだ。

V6は走行状況に応じて6気筒のうち3気筒を休止させることで、燃費性能を大幅に向上させる「可変シリンダーシステム」を採用。最高出力250PS(184kW)、最大トルク31.5kgm(309Nm)の性能は3.0リットルミニバンクラストップ。

数値的にはインスパイアと同じだが、圧縮比を10.5から11.2へと高め、ハイオク仕様化。大柄なエリシオンのボディに合わせ、低速域のトルクやドライバビリティのチューニングを受けている。

10-15モード燃費は2WDで9.8km/リットル、4WDで9.5km/リットルと、ライバルを凌駕するが、インスパイアのエンジンがとくに高速巡航時の燃費で高い評価を受けていることから、実用燃費の高さにも大いに期待が持てる。

2.4リットル直4は経済性重視の設計。低回転時には吸気バルブの片方を閉じて燃焼効率を高めるといった細かいチューニングにより、実用域での性能と経済性を両立させている。レギュラー仕様で、性能は最高出力160PS(118kw)、最大トルク22.2kgm(218Nm)。

10-15モード燃費はFFが10.2km/リットル、4WDが10.0km/リットルと、こちらもライバルをしのぐ数値。

V6、直4とも排ガス基準において、最高となる4つ星を取得している。

トランスミッションは両エンジンとも5速AT。3.0リットルは気筒休止の領域を最大限生かすよう、また2.4リットルは活発な走行を可能にするようセッティングされている。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  4. ジープ『コンパス』新型の写真公開! アウトドアファンの要望に応える新インテリア
  5. マツダ『CX-5』新型、欧州からデビュー…ラインナップ最量販のクロスオーバーSUV[詳細画像]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る