三菱自動車、04年3月期連結決算…2154億円の最終赤字

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三菱自動車の2004年3月期連結決算は、最終赤字が2154億円の大幅赤字になった。米国、日本の課税所得のマイナスが見込まれるため、繰り延べ税金資産の大部分を取り崩すため、赤字幅が拡大した。

売上高は前年同期比35.1%減の2兆5194億円で、落ち込んだ。日本、欧州、アジアでの販売は順調だったが、米国での販売金融での与信厳格化や競争激化で、全体の販売台数が同5万台マイナスの152万7000台にとどまった。

営業損益は、欧州が黒字化したものの、米国での販売マイナス、インセンティブの増加、米国販売金融事業の貸し倒れ損失で、969億円の営業赤字となった。経常損益は1103億円の赤字。

また、最終損益は700億円の赤字を見込んでいたが、2154億円に赤字が拡大した。

今期の見通しは、売上高が2兆2500億円、営業損益が1200億円の赤字、経常損益が1500億円、当期損益が2300億円の赤字を見込んでいる。経営再建計画を進めるものの、計画が軌道にのるまで時間が必要なため。

《レスポンス編集部》

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