【暴走羽田空港】クルマの侵入を想定した訓練、実施

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警視庁と国土交通省は21日、先月末に東京都大田区内の東京国際空港(羽田空港)に不審者が侵入したという事件に関連し、これと同様の事件が起きたと想定した対応訓練を初めて実施した。

事件以後に決められた新たな追跡手順を確認し、警察官や空港職員に徹底させるのが狙いだとする。

これは警視庁・東京空港署と、国土交通省・東京空港事務所が共同で実施したもの。訓練は今年4月28日夜に発生した事件とほぼ同内容のもので、「カッターナイフを持った不審な男が警備員を脅し、クルマでゲートを突き破って空港の制限エリア内に侵入した」ということを想定して実施されている。

実際の事件では、不審者がクルマでフェンスを突き破るという行為は警察官の目前で行われたものの、空港の制限エリア内が国土交通省管轄であることから警察官はその後の追跡を躊躇。これが事件を拡大させるひとつの要因にもなったと言われている。

事件以後は東京空港署と東京空港事務所との間に事件通報用のホットラインを解説。制限エリアに立ち入る資格の無い警察官も事後連絡をすればエリア内に立ち入り、パトカーを使用して容疑者を追跡することも可能になった。

今回の訓練はこうした新しい手順を確認することも目的としている。

訓練ではパトカーが不審車両を制限エリア内まで継続して追跡。連絡を受けた空港事務所の職員と連携して走行を抑止。警察官と警備員が連携して不審者を取り押さえた。

警視庁と国交省では「こうした訓練を今後も実施し、不審者の確保を迅速に行えるようにしたい」とコメントしている。

《石田真一》

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