携帯電話を拾おうと…バス停に突っ込む

自動車 社会 社会

21日午前、鹿児島県大隈町内のバス停で、道路を逸脱した軽自動車がバスの到着を待っていた人たちに突っ込んだ。この事故でクルマに直撃されて転倒した75歳の男性が頭を強打し、意識不明の重体となっている。

鹿児島県警・大隈署によると、事故が起きたのは21日の午前8時ごろ。大隅町大谷付近の県道で、20歳の女が運転する軽自動車が道路を逸脱し、県道沿いに設置されたバス停に向かって真っ直ぐに突っ込んだ。

当時このバス停では数人がバスの到着を待っていたが、軽自動車はこのうち75歳の男性を直撃。男性はクルマにはねられた際に転倒して頭を強打。通報を受けて駆けつけた救急隊員によって近くの病院に運ばれたが、意識不明の重体となっている。

警察では軽自動車を運転していた女を業務上過失傷害の現行犯で逮捕している。女は取り調べに対して「助手席に置いたバッグから床に落ちた携帯電話を拾おうとしていて、そのときに突っ込んだ」と供述しているという。

事故当時、軽自動車は50−60km/h程度の速度で走行していたみられるが、女は「拾っている時間はわずかで、事故を起こすとは思わなかった」とも話しているようだ。

警察ではこの供述からも「軽自動車のドライバーが前方不注意で、さらにはハンドル操作を誤ったことが事故につながった」と、ほぼ断定している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. サーキットも通勤路も楽しくなる! スポーツタイヤの“リニアな気持ち良さ”を体感せよ~カスタムHOW TO~
  2. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  5. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る