もっとも盗まれる確率が高いのはサターンSL

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自動車保険の損害請求などを集計しているCCCインフォメーションサービスの統計によると、2003年度にもっとも盗まれる確率が高かった車は1995年モデルのサターン『SL』で、実に200台に1台が盗まれる、という高確率だという。

この調査は毎年行われているが、ここ数年トップはアキュラ『インテグラ』(現在は『RSX』に改名)が占めており、サターンがトップとなったのは初めて。CCCによると、盗難の目的はパーツ狙いが主で、あるメーカーが数年続けてメジャーなモデルチェンジなしに同一モデルを発表し続けると盗難のターゲットになりやすいという。

もちろん盗難台数は販売台数に比例するため、盗難件数がもっとも多いのは例年と変わらずトヨタ『カムリ』、ホンダ『アコード』の2モデルだが、販売対盗難の比率に直すとそれぞれトップ10に入っていない。またインテグラは違った年式のモデルを別個に集計すると、トップ10の中に6モデルも入る相変わらずの「盗難人気車種」。

ブランド別で盗難の確立が高いのは、アキュラ、スズキ、ホンダ、三菱、インフィニティの順となる。

一方で、このところのSUV人気から、シボレー『サバーバン』、キャデラック『エスカレード』、GMC『ユーコン』といった大型の盗難も増加しつつあるという。

IIHIが行った独自調査によると、2000年から2002年のモデルイヤーでは、トップ10の盗難人気車両のうち5つのモデルがSUVだった、という。こちらはパーツ狙いというよりも車両の価値そのものが盗難のターゲットとなっており、盗難の手口、目的も複雑化しているのが伺える。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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