【新聞ウォッチ】ゴーン社長後継…「野心的でワクワクさせる実力者」が条件

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年6月1日付

●フィアットお家騒動、会長後任、創業者一族VSCEO(読売・7面)

●ホンダ&レイホール/対立超えて悲願の栄光、インディ500(読売・18面)

●日産、横浜に本社機能/博物館など併設の構想(朝日・1面)

●日産・ゴーン社長、COO指名に“条件”「退屈な人、後任に失格」(毎日・8面)

●日産、最大10%軽量化、全車種で推進、今後5年で、乗用車の燃費改善(日経・1面)

●タイヤ値上げ続々、ブリヂストンもきょうから5%(日経・11面)

●デンソー、東南アジア物流効率化、海上・航空貨物を一括受注(日経・13面)

●看板車種拡大でファンを呼び戻せ、三菱自動車、系列販社に新車計画説明、パジェロなど全面改良へ(日経・13面)

●普通トラック国内販売、日野が上方修正、今期2万7900台、買い替え需要堅調(日経・13面)

●日産ディーゼル、塙会長が退任(日経・15面)

ひとくちコメント

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、自分の後継者について、「サスペンス小説を読むように興味深く人をひきつけるワクワクさせる人物でなければならない」と、具体的な条件を示したという。都内のホテルで行われた講演で明らかにしたもので、きょうの毎日、東京などが取り上げている。

また、日産の最高執行責任者(COO)は、実績を上げ、実力を社員に認められていることは当然だが、実力があっても退屈な人には従ってくれない。会社に対して野心的であり現状維持思考でないことなどを挙げたという。

具体的な人選についてはすでに絞り込んでいるとしているが、「リストには新しい名前が入ったり、削られたりしている。事前に確定する必要はない」と述べ、年末までに決定する方針を明らかにした。

この春、“解任”された国内販売担当某役員は、わずか3回のプレゼンで大抜てきされたが、公約通りに実行できなかったため、リストから削られた例もある。本命のS常務のほかにスピーチが上手いM副社長も有力候補とみられるが、これだけの条件が揃う人物が社内ではなかなか見当たらないのも事実である。

《福田俊之》

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