ここが変わったと具体的に指摘されないとわからない。グリル回りと前後バンパーなどがリファインされたのだが、どれも最初からそうだったように見えたりして。
ラインアップは従来通り2.5リッターと 3リッターのV6と4.2リッターV8のNAとスーパーチャージャーの4本立て。
これまでの評価は、力強さとスムーズさを備えたV8じゃないと、ジャガーらしいプレミアムな感覚が得にくい。そんな感じがしていた。
基本的にはその通りだが、18インチを履く3リッターV6の『SEスポーツパッケージ』は悪くない。軽快な吹け上がりと重厚な乗り心地のバランスが絶妙なのだ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
伏木悦郎| 自動車評論家
70年代にレースを志し富士スピードウェイで参戦。その間偶然知り合った自動車雑誌編集者にスカウトされる形で業界入り。78年から一貫してフリーランス。FRの魅力に傾倒し国産車によるコンパクトFRの再生が宿願。