自動車NOx・PM法逃れにディーラー社員も加担?

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「改正自動車NOx・PM法」の適用逃れと知りつつ、顧客から依頼を受けるままに、トレーラー10台を規制対象エリア外に移転登録させていたとして、兵庫県警は2日、日野自動車のディーラーを電磁的公正証書原本不実記録幇助の容疑で家宅捜索した。

兵庫県警・交通捜査課によると、改正自動車NOx・PM法に関係する電磁的公正証書原本不実記録幇助容疑で家宅捜索を受けたのは、日野自動車の販社で、神戸市東灘区内に本社がある神戸日野自動車。

調べによると、同社の社員が顧客である神戸市中央区内の運送会社から依頼を受け、改正自動車NOx・PM法の施行後は神戸市での登録や使用が出来なくなるトレーラー10台について、規制逃れであることを知りつつ、規制対象エリア外となる兵庫県稲美町内の活動実態のない営業所に移転登録変更手続きを行うなど、実際の登録作業を代行した疑いがもたれている。

規制逃れの登録については、この運送会社の社長がすでに認めており、これまでの取り調べの中で「移転登録作業はディーラーの営業(担当者)に任せた」と供述していることから、今回の家宅捜索実施に至ったという。

警察では今回の家宅捜索によって押収した資料によって、規制逃れにディーラーの社員がどこまで関与したのかを調べる方針だ。

《石田真一》

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