警官の腕をガブリ…噛みつき男を殺人未遂で逮捕

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宮崎県警は2日、職務質問を行おうとした警察官の腕に噛み付いたり、クルマで引きずるなどして重傷を負わせたとして、すでに別の公務執行妨害容疑で逮捕されている20歳の男2人を殺人未遂容疑で再逮捕した。

宮崎県警・高千穂署によると、この2人は今年5月12日の未明、高千穂町内の町道をナンバープレートを隠したクルマで走り回っているのを、パトロール中の同署員が発見した。

2人は国道218号線で延岡市方向に逃走したため、同署の別のパトカーが北方町内で検問を実施。49歳の巡査部長が走ってきた手配中のクルマを止め、運転していた若い男に対して職務質問を実施しようとした。

巡査部長が免許証の提示を求めると、運転手は巡査部長の手を取って、いきなりガブリと噛み付いた。巡査部長が驚いて手を離した瞬間にクルマを急発進させて逃走を試みた。

巡査部長はクルマの後部にしがみついたが、運転していた男は蛇行運転を繰り返し、数メートル過ぎたところで振り落とされた。巡査部長は全身を強打するなど、全治1カ月以上の重傷を追っている。

クルマはそのまま逃走したが、およそ4時間後に延岡市内で発見されている。この際にもクルマは検問を突破しようとパトカー4台に対して体当たりを試みたが、警察官に取り囲まれ、車内にいた2人の男は公務執行妨害の現行犯で逮捕された。

警察では同容疑で取り調べを続けてきたが、逃走を阻止しようとした警察官を蛇行運転で振り落とす行為は「未必の殺意」に当たると認定。2人を殺人未遂と公務執行妨害の容疑で再逮捕した。

2人は取り調べには素直に応じており、容疑も大筋で認めているという。

《石田真一》

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