「これでカンベンして!」…警官に現金を渡そうとして逮捕

自動車 社会 社会

警視庁は7日、交通違反で取り締まろうとした警察官に対し、現金を渡して見逃しを依頼するなどしたとして、21歳の男を贈賄(申し込み)容疑で逮捕した。立て続けに2人の警察官に依頼したことが悪質と評価され、逮捕されることになったという。

警視庁・赤羽署によると、事件は6日未明に発生したという。同日の午前1時40分ごろ、北区赤羽台4丁目付近の区道をパトロールしていた同署・地域課のパトカー乗務員が、一時停止違反を行ったクルマを発見。停止を求めた。

クルマを運転していた21歳の男は接遇に当たった32歳の巡査長に対して「これで勘弁してください」と、財布の中から取りだした1万円札2枚(2万円)を手渡そうとした。

しかし、巡査は「バカなマネはするな」とこれを一喝。すると男は一緒にいた24歳の巡査にターゲットを代え、「お願いします」と言いながら強引に現金を渡そうとした。

説諭を続けたものの、男が現金を手渡そうとする行為を止めようとしないため、2人の警察官は「悪質な違反者」と判断。贈賄の現行犯で男を逮捕した。

男は警察の取り調べに対して「免許停止になると仕事が出来なくなる。お金を払ってでも、それだけは何としても避けたかった」と供述。違反のもみ消しを依頼する意思があったことを大筋で認めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る