【北京モーターショー04】豊田章男専務、PMに乗って現れる

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【北京モーターショー04】豊田章男専務、PMに乗って現れる
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北京モーターショープレスデーの9日、11時よりトヨタブースのプレスブリーフィングが行われた。カウントダウンのあと音楽とともに現れたのは6人の白い衣装の美女たち。

ダンスで盛り上がりが最高潮に達すると照明と美女たちの衣装が真っ赤に変わった。スクリーンには赤い字に白い文字でTOYOTA。一転、赤くなった美女たちのダンスはメイン舞台からしだいに左脇の「PM-01」とかかれたサブ舞台に移る。

そして音楽の合図とともに昨秋の東京モーターショーでデビューしたコンセプトカー『PM』が自走して登場。乗って現れたのは……豊田章男専務だ。手を振っている。

コクピットキャノピーの扉が大きく開き、PMを降りた豊田専務は自ら「トヨタ自動車の豊田です」と切り出して中国の民衆に語りかけるようにやさしい言葉でトヨタをプレゼンした。衣装は襟が真っ白な薄いグレーのスーツと真っ白な靴を素足に履いている。テレビ司会者のような身なりだが、丁寧かつ情熱的なトーンでトヨタを紹介する。

まず、中国でのトヨタは『コースター』にはじまり、今では『カローラ』や『ヴィオス』、「ダリオン」ブランドの『テリオス』、『ランクル』を現地生産し、来春には『クラウン』の生産および販売を予定していること。近い将来中型車『カムリ』の生産許可を受けて小型車から中型、大型車、大小のSUVをも含めるフルライン現地生産体制を整えつつあること。そして北米や欧州で展開しているレクサスチャンネルを05年秋からは中国でも展開すること。

さらにトヨタはドライブの楽しみを大切にし、F1を通じてクルマの魅力にアプローチしていること。また一方で「環境対策なくして自動車に未来はない」と考えてハイブリッドエンジンの技術を磨き、現在は第一気車と地方自治体と共同で『プリウス』を使った実験に取りかかり、近い将来、環境とパワフルなドライブを両立した「夢のような」ハイブリッドカーも中国の皆さんに乗ってもらいたいこと、などを身振り手振りを交えながら話す。

それは決してよそ行きではなく、正直にトヨタという企業の目指す道を示し、現地生産を通じて中国を共感の輪に引き入れようという内容だった。

《三浦和也》

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