【トヨタ・パッソ/ダイハツ・ブーン発表】後席スペースは自由自在

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【トヨタ・パッソ/ダイハツ・ブーン発表】後席スペースは自由自在
【トヨタ・パッソ/ダイハツ・ブーン発表】後席スペースは自由自在 全 6 枚 拡大写真

トヨタ『パッソ』/ダイハツ『ブーン』(7日発表・発売)の最大の訴求ポイントは、室内スペースだ。広さと使い勝手、開放感といった、シティコミューターに求められる資質を徹底的に磨き上げ、「ベーシックカーの世界標準を目指した」(ダイハツ・相坂忠史チーフエンジニア)という。

2440mmという長大なホイールベース、1475mmというこのサイズとしては限界まで広げられたトレッドのおかげで、室内は寸法的に大きいばかりでなく、スクエアで使いやすいものとなっている。

車内は、このクラスのモデルは長距離ドライブより日常の足として使われるケースが圧倒的に多いことから、思い切ってタウンユース寄りにデザインされた。フロントシートはホールド性よりもリアシートへの手の回しやすさなどを重視し、ショルダー部分を大きくラウンドさせたデザインを採用。

リアシートはマルチシートアクションがウリ。座面を前に引き出すと後席レッグスペースに収納され、リアシート全体がフラットなスペースとなる「ロングクッションモード」に、さらにシートバックを倒すと床に凹凸の少ない「フラットラゲッジモード」になる。

ロングクッションモードは、リアシートで子供のおむつ替えや停車時の子供の遊び場として活用できる。また、買い物袋をリアシートに置いても、ブレーキ時に床に転がり落ちないといった使い勝手の良さも光る。

フラットラゲッジモードは6:4分割可倒式により、3人乗車時でも長尺物を搭載できる。Fパッケージではフロント助手席も折り畳むことができ、その場合2200mm程度のものまで室内に積むことができる。

リアシートにはリクライニング機能も標準装備。Fパッケージを選ぶと、簡単な操作で子供を安全に乗せられる組み込み式ジュニアシートも装着される。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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