飲酒運転、速度超過に信号無視…2人死亡

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11日深夜、大阪府東大阪市内で、速度超過違反を行ったとしてパトカーに追跡されていた軽自動車が、これを逃れようと赤信号を無視して交差点に進入。別の軽自動車と出会い頭に衝突した。衝突された側のクルマに乗っていた2人が死亡している。

大阪府警・第一方面機動警ら隊、同・布施署によると、事故が起きたのは11日の午後11時50分ごろ。東大阪市内の府道(大阪中央環状線)をパトロールしていた第一方面機動警ら隊のパトカーが、速度を大幅に超過した状態で走行する軽自動車を発見。ただちに停止を求めた。

軽自動車は一旦はこれに応じるかのような姿勢を見せたものの、パトカーが速度を落として停止しようとしたことを確認すると、そのまま急加速して逃走を開始した。

パトカーは逃げたクルマの追跡を開始したが、逃走するクルマは速度超過で走行を続け、途中からは信号無視も繰り返したため、パトカーの乗務員は「これ以上の追跡は危険」と判断。約1.2kmほどで追跡を打ちきった。

しかし、クルマはこれに気がつかずにそのまま逃走。東大阪市本庄西1丁目付近の交差点に赤信号を無視して進入。青信号に従って交差点内に進入してきた軽自動車と出会い頭に衝突した。

この事故によって、追突された側のクルマを運転していた33歳の男性と、同乗していた24歳の女性が共に全身を強く打つなどして、収容先の病院で死亡した。

事故を起こした34歳の男も重傷を負ったが、回復を待ってから業務上過失致死容疑で取り調べを行う方針だが、事故を起こした男は当時酒に酔った状態で、警察官に対しては「飲酒運転で捕まりたくなかった」などと話していたとされており、場合によっては危険運転致死容疑が適用される可能性も高い。

《石田真一》

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