見た目はビジネスマン、実は車上荒らし

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警視庁は16日、高級マンションの駐車場で車上荒らしを繰り返していた男を窃盗容疑で逮捕した。約500件、総額3000万円の被害を出す犯行に関与したとみて、調べを進めている。

警視庁・捜査3課によると、窃盗容疑で逮捕されたのは41歳の男。直接の逮捕容疑は昨年9月17日夜、東京都港区芝浦4丁目付近にある高級マンションの駐車場に侵入し、高級乗用車の窓ガラスをハンマーで叩き割り、車内にあった現金3万円などを奪った疑い。

男は高級マンションに出入りしても違和感の無いように、スーツにネクタイという“ビジネスマン”スタイルで行動。駐車場に忍びこんだ後は力任せに窓ガラスを破壊。持ち去るときにかさばらない現金やハイウェイカードを中心に盗みを重ねていた。

東京や埼玉、神奈川などでは同様の犯行がこれまでに約500件発生。被害総額は3000万円を超えていた。

いずれの犯行もこの男が以前から重ねてきた犯行スタイルに共通しており、警察ではかなり早い段階からこの男が関与しているものとみて調べを進めてきた。

男の行方はわからないままだったが、今月になってから都内の金券ショップに盗品とみられるハイウェイカードを持ちこみ、これを不審に思った店員が警察に通報。逮捕につながっている。

男は取り調べに対し、数十件の容疑を認めており、「高級車の窓ガラスは頑丈なので、どんなに頑張っても1日5件が最高だった」などと供述している。

警察では男を厳しく追及し、余罪についても調べる方針だ。

《石田真一》

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