北海道警のパトカーから容疑者逃走…1年前にも同じことが

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19日未明、北海道札幌市内で、停車していたパトカーの車内から、公務執行妨害容疑で逮捕した少年が両手に手錠を掛けたまま逃亡する事件が起きた。警察では約4時間後にこの男を発見、再逮捕している。

北海道警・交通機動隊、同・豊平署によると、事件が起きたのは19日の午前0時45分ごろ。これより25分前の午前0時20分ごろ、飲酒運転の取り締まりを行っていた交通機動隊のパトカーが、札幌市清田区内の道道を蛇行運転する乗用車を発見。停止を求めた。

交通機動隊の隊員は札幌市清田区平岡4条1丁目付近の駐車場にクルマを誘導。運転していた19歳の少年に対してアルコール検知を実施するとともに、免許証の提示を求めた。

ところが男は「ふさげたことしているんじゃねぇ」と大声を出しながら暴れだし、警官の足を蹴るなどしたため、公務執行妨害の現行犯で逮捕。手錠を掛けてパトカーの車内で事情を聞いていた。

男は最初はおとなしく指示に従っていたが、別の警官がパトカーに乗り込もうとした際、この警官を蹴り倒し、走って逃走した。

警察では容疑者逃亡と判断。周辺の警察署からの応援も含め、100人体制で現場周辺の捜索を行った。この結果、約4時間後に現場から4kmほど離れた男の自宅付近で、姉の運転する乗用車に乗っているところを張り込み中の警察官が発見。身柄を確保した。

男が逃走した事情はわからず、警察では犯人隠避の可能性もあるとして、姉からも事情を聞く方針だという。

北海道警では「このような事案を発生させてしまった。再び起きないよう指導を徹底したい」としているが、昨年6月にも建造物侵入容疑で現行犯した男が走行中のパトカーから逃亡し、再逮捕まで3日間も要すという不祥事が起きている。

その際にも「再発防止に努める」としながらも、約1年後に再び同様の事件が起こってしまったことに対し、警察関係者も大きなショックを受けているようだ。

《石田真一》

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