カーブを曲がりきれなかったのは、車体が1m長かったから?

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警視庁は6月30日、東京都内の首都高速で横転し、搭載していた材木を下の車線に落下させ、クルマ6台が関係する事故を起こしたトラックを所有する運送会社や、社長、運転手の3者を道路法違反容疑で書類送検した。

警視庁・高速隊の調べによると、問題の事故は今年4月26日の午前5時40分ごろに発生している。東京江戸川区臨海町6丁目付近の首都高速・葛西JCTで、中央環状線の外回りから湾岸線西行きに向かって進行していた大型トレーラーが左側の側壁に接触した。

衝撃で搭載していた約1000本の材木が荷崩れを起こし、うち数百本が真下を通る湾岸線の東西各方面行き車線に落下した。

落ちた材木は走行中のクルマ6台を直撃したが、落ちた材木が5cm角と比較的細く、クルマのボンネットがへこむなどの被害が出たのみで、人的な被害は無かった。

警察では事故の原因を調べていたが、事故を起こしたトレーラーは車体長が13mあり、車体長が12m以上の車両通行を禁止している首都高速を走行してはいけないものだとわかった。

このため、警察は「運送会社がこの事実を知りながら、それを無視する形で通行させていた」と判断。法人としての運送会社と、それを経営する44歳の男、事故当時にトレーラーを運転していた37歳の男を道路法違反容疑で書類送検している。

社長は警察の調べに対して容疑を大筋で認めているという。

《石田真一》

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