【ストラーダ HDS950長期リポート その6】「SALAS」のおかげで実現した測位超・精度

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【ストラーダ HDS950長期リポート その6】「SALAS」のおかげで実現した測位超・精度
【ストラーダ HDS950長期リポート その6】「SALAS」のおかげで実現した測位超・精度 全 4 枚 拡大写真
ストラーダ『HDS950』では、4月に発売された『HS400』に続いて「SALAS」という、自車位置測定アルゴリズムが採用されている。本体内蔵の3Dジャイロによって、GPS衛星からの電波がキャッチできない屋内や地下にある駐車場などでも自車位置を把握するというものだ。

HS400を試用したときにもSALASの素晴らしさは実感できていたが、HDS950のようにワイドVGA化されたモデルだとその実感はさらに増す。いくつかの立体駐車場でテストしてみたが、まったく問題がなかった。HDS950は地図が高精度なだけに、自車位置のズレというものがあればどうしても気になってしまうと心配していたのだが、まったくの杞憂だった。

GPS衛星による測位は12チャンネル、つまり最大12個の電波を同時にキャッチできる性能がある。高速道路の高架橋下に位置する一般道を走行するときなど、GPSの電波がキャッチしにくい状況でも可能なかぎりは衛星の電波をキャッチしてくれる。電波がキャッチできない場合には、シームレスに内蔵3Dジャイロによる測位に切り替わるので、画面上の自車位置が止まってしまったり、あるいは見当違いな場所を示すこともない。

3Dジャイロには上下動を感知する機能もあるので、例えば陸橋を上って都市高速道路に入ったときなどは、それもナビ自身が感知してくれる。陸橋に上がっていく角度が緩やかな場合など、不得手とするような場面が存在しないわけではないが、東京と大阪で試用してみたかぎりは日常使用での問題はまったく感じられなかった。

測位精度と描画スピードの両立がしっかり取れているな…と感じさせるのは、HDS950自慢の機能でもある「ハイウェイ・スーパーライブビュー」を使用しているときだ。見たままの風景を画面上に再現するものだが、使用中に違和感を感じることはなかった。それは自車位置と映し出す風景のバランスがしっかりと取れているためにほかならない。

《石田真一》

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