急ブレーキでバス乗客が6人重軽傷

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5日朝、広島県広島市内の国道で、強引な割り込みをしてきたクルマを避けようと急ブレーキを掛けた路線バスの車内で乗客が転倒し、6人が重軽傷を負う事故が起きた。

警察では安全な車間距離を保持していなかったことが事故の原因とみて、バスの運転手らから事情を聞いている。

広島県警・広島中央署によると、事故が起きたのは5日の午前8時45分ごろ。広島市中区基町付近の国道54号線で、中国JRバスの運行する路線バスの運転手が先行車に続いて急ブレーキを掛けた際、降車準備のために車体前寄りに移動していた乗客のうち72歳の女性が足の骨を折る重傷を負い、他の5人が打撲などの軽傷を負う事故が起きた。

警察ではバスの運転手から業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、これに対して運転手は「前方で隣の車線から急な割り込みがあり、先行車2台が急ブレーキを掛けた。自分も衝突を回避する目的で急ブレーキを掛けた。回避する間はもちろん、乗客に予告する余裕も無かった」と供述しているという。

割り込んだとされるクルマは現場からそのまま走り去っており、警察ではバス運転手などが安全な車間距離を保持していないことが事故につながった可能性も高いとして、引き続き捜査を続けている。

現場は広島市の中心部で、基町バス停の近く。当時このバスには約60人の乗客がおり、ほぼ満員の状態だったという。

《石田真一》

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