漫然と走って電車と衝突

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7日午後、熊本県熊本市内の熊本電鉄線の警報機や遮断機の無い踏切で、一時停止をしないまま踏切内に進入してきた軽ワゴン車と、通過中の電車が衝突した。

電車は駅に到着する寸前だったためにスピードが落ちており、クルマは小破したものの、運転していた39歳の女性にもケガは無かった。

熊本県警・熊本北署によると、事故が起きたのは7日の午後4時ごろ。熊本市坪井2丁目付近の熊本電鉄線の踏切で、39歳の女性の運転する軽ワゴン車が通過中の電車と出会い頭に衝突した。

電車は事故現場から約200m先にある藤崎宮前駅に停車するために減速中で、速度が25km/hと低く、衝突したクルマは隣接する民家と列車との間に挟まれて小破したものの、クルマを運転していた女性にケガはなく、電車に乗り合わせていた10人にもケガ人は出なかった。

現場の踏切には警報機や遮断機が設置されておらず、一時停止の義務がある。警察の調べに対して女性は「ボーッとしたまま走行していて、けたたましい電車の警笛でようやく気がついた。次の瞬間には衝突していた」などと供述しているという。

警察では女性が安全の確認を怠ったまま、漫然と進行したことが事故につながったとみて、過失往来危険容疑でさらに事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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