14日未明、埼玉県幸手市内の駐車場で、近くに住む女性が頭から血を流し、クルマの下に半身を入れているような状態で倒れているのを通行人が発見、警察に届け出た。女性は意識不明の重体。
埼玉県警・幸手署によると、事件が起きたのは14日の未明。同日の午前5時ごろ、幸手市幸手付近の駐車場で、女性が頭から血を流して倒れているのを通行人の男性が発見した。
女性は頭をクルマの下部に突っ込むという不審な状態で倒れており、呼びかけにも応じなかったため、男性は救急車を手配するとともに警察へも通報した。女性は近くの病院に搬送されたが、頭蓋骨を骨折しており意識不明の重体。
後の調べで、女性はこの駐車場の利用者で、近くの団地に住む54歳の女性と判明した。所持品には現金や携帯電話を含めて紛失したと思われるものはなく、鈍器のようなもので頭を殴られていることから、警察では現金強奪を狙った犯行ではないと断定。この女性に対する怨恨、または交通トラブル絡みの襲撃の両面から捜査を開始している。