【新聞ウォッチ】三菱自動車に負けた「ホンダらしさ」

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年7月16日付

●三菱自動車増資完了、再建資金4960億円、販売会社統廃合検討(読売・11面)

●トヨタホームが35年固定ローン、ブランド力背景に「金利は最低水準」(朝日・3面)

●点検・三菱自動車、再生の行方、信頼回復「安全宣言」望む現場(朝日・11面)

●三菱自動車、中国でブランド車販売、2社と資本強化し増産へ(毎日・10面)

●経産相「信頼回復が前提」三菱自動車に近く産業再生法適用(毎日・10面)

●ホンダ新海外戦略 北米に小型車投入、中国での生産拡大、航空機エンジン参入へ会社設立、年内に米で(産経・7面)

●ブランドの危機、追跡三菱自動車、多賀谷社長に聞く、信頼回復へ「自助努力」(産経・7面)

●国交省、クラッチ・ハウジング破断隠蔽、ふそう立ち入り検査(産経・30面)

●三菱自動車、新車投入を延期、信頼低下で環境整わず(東京・9面)

●三菱自動車リコール対策、販社に300人追加派遣、米の生産能力は3割削減(日経・1面)

ひとくちコメント

ホンダの福井威夫社長が恒例の年央会見を開き、2005年から始まる新中期事業計画へ向けた方向性を発表した。

新計画は「ホンダらしさ」を一層際立たせるために、「研究開発」「製造現場」「営業現場」「日本のマザー機能」の4つ領域区において「ホンダの源流強化」に取り組むという。また、源流強化に当たっては「志」「技」「質」を高め、より強いホンダブランドを構築していくのがポイント。

きょうの各紙も「中国での生産拡大、北米に小型車投入」(産経)「航空エンジンの開発体制を強化」(日経)などと、それなりに経済面で取り上げている。

だが、きのうは、再建中の三菱自動車が増資を完了、の多賀谷秀保社長が各紙のインタビューに応じたため、話題性から、三菱自動車の記事の方が大きな扱いで「ホンダらしさ」はアピール力にやや欠けていた。

《福田俊之》

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