警察官より怖い人に飲酒運転がバレちゃった

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21日未明、奈良県川西町内の町道で、飲酒検問を強引に突破した男が車内にろう城し、アルコール検知を拒否する事件が起きた。警察では男の妻にスペアキーを持参するように依頼。約2時間後に男を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕した。

奈良県警・田原本署によると、事件が起きたのは21日の午前1時50分ごろ。川西町内の県道で同署が行っていた飲酒検問を1台の乗用車が強引に突破。そのまま逃走した。

待機していたパトカーが追跡し、約800m先で停止させたが、運転していた男は窓を閉め、ドアもロックして車内にろう城。ドアを開けるように促す警官の声を無視し、シートを倒して居眠りを始めた。

警察では運転していた男がアルコール検知を拒否しているものと判断。ナンバーブレートの情報から運転しているのは大和高田市内に住む55歳の男と断定し、この男の自宅に電話を掛け、応対した妻に事情を説明し、スペアキーを持参するように求めた。

妻は午前4時ごろに現場へ到着。最初は妻がドアを開けるように男に声を掛けたが、男はこれを無視。最終的には妻がドアの鍵を解除。警察官が車内にいる男を引きずりおろした。

男はその場でアルコール検知を受けることになったが、酒気帯び相当量のアルコール量を検知したため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で逮捕した。

取り調べに対し、男は「飲酒運転の発覚を恐れた」と容疑を認めているが、「まさか自宅からスペアキーを持ってこさせるとは思わなかった。妻にも飲酒運転しているのが発覚してしまったし、罰金の支払いをどうすればよいのか…」などと、今回の取り締まりに対して不満の言葉も漏らしているようだ。

《石田真一》

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