ひき逃げ車両、スクラップ直前に発見…運転していた男は逃走中

自動車 社会 社会

福岡県警は24日、飯塚市内で発生した死亡ひき逃げ事故の容疑者として、頴田町内に住む40歳代の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で指名手配した。

事故を起こしたクルマはスクラップ工場で発見されており、廃棄処理される直前だったという。

福岡県警・飯塚署によると、問題の事故は今月21日の夜に発生している。同日の午後7時30分ごろ、飯塚市鯰田付近の県道で、近くに住む79歳の男性が道路を横断していたところ、減速せずに通過した乗用車にはねられた。

乗用車は現場で停止せず、そのまま逃走した。被害に遭った男性は近くの病院に搬送されたが、事故から約3時間後に出血性ショックが原因で死亡している。

目撃者の証言から、警察は容疑車両のナンバーを特定。頴田町内に住む40歳代の男が事故を起こしたものとして捜査を進めていた。しかし、男はもちろん、容疑車両も発見できず、捜査は難航していた。

23日になり、頴田町内の自動車スクラップ業者から、「工場内に見慣れないクルマが放置されている。人身事故を起こしたクルマのようだ」と通報があり、警察が確認したところ、これが21日に事故を起こしたクルマと確認。容疑者が工場内にクルマを放置し、スクラップされることで証拠隠滅を図ったとほぼ断定した。

警察では逃走中の男を指名手配し、その行方を追っている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルピナ創業家が新ブランド「ボーフェンジーペン」設立、ザガートとGTカー共同開発
  2. 【スズキ ハヤブサ 試乗】かつての最速マシンは今、何を語りかけてくるのか…佐川健太郎
  3. ザガート、1台限りのアルファロメオ『8C』発表…伝説の名車に敬意
  4. 「絶対にパンクしない」電動アシスト自転車発売へ、1充電で最大1000km走行も
  5. 公取委、ENEOS系など軽油6社、カルテル疑いで立ち入り検査[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  2. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 【調査レポート】ベトナムにおけるモビリティ市場調査~13社(四輪・二輪)の最新動向~
  5. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
ランキングをもっと見る