母親が身代わりとして申告…息子が起こした交通事故

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京都府警は26日、交通事故を起こした息子の身代わりとなって、「自分が運転していた」と警察に対して申告していた母親を犯人隠避容疑で逮捕するとともに、息子を業務上過失致死と道路交通法違反(無免許運転)容疑で逮捕した。

京都府警・堀川署によると、犯人隠避の容疑で逮捕されたのは京都市内に住む48歳の女。そしてこの女に身代わりを依頼した息子で21歳の男が交通死亡事故を起こした当事者として、業務上過失致死容疑で新たに逮捕されている。

問題の交通事故は今年6月11日の早朝に発生している。同日の午前6時30分ごろ、京都市中京区千本通三条付近の市道交差点で、道路を自転車で横断していた83歳の男性が軽トラックにはねられ、事故の翌日に死亡したというもの。

当初この事故は48歳の女が起こしたとされ、警察ではこの女を業務上過失致死容疑で取り調べていた。

しかし、事故の目撃をしていた人が「運転していたのは若い男だ」と繰り返し証言していたことや、事故を起こしたクルマが、この女の息子が仕事に使っているクルマだったことなどから女を追及したところ、「息子から事故直後に身代わりを頼まれた」と自供。

この供述を基に男を追及したが、男も「無免許の発覚を恐れた」と、身代わり依頼の事実を認めたため、女を犯人隠避で、男を業務上過失致死と道交法違反容疑で逮捕した。

男は事故当時、違反累積による無免許状態で、事故を起こした直後に母親へ電話を掛け、身代わりになるように頼んだという。

《石田真一》

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