ドライブステーションは携帯電話にカーナビ用のアプリケーションをダウンロードして、それを「ドライブステーション・カーナビスタンド」にセットした状態で使用する。
ただし、使用可能な携帯電話のキャリアには制限があり、現時点で使えるのはボーダフォンのみ。しかも、「ボーダフォンライブ! が使用可能なシャープ製の端末3機種(V602SH、V601SH、J-SH53)に限られる」という状態だ。
これはなぜなのか。ドライブステーションのセンターサーバーを管理し、カーナビスタンドの製造も手がけるエディアの原尾正紀社長は「ボーダフォンがドライブステーションのアプリを一番作りやすい環境だったことが挙げられます」と語る。
機種が限られたことについては「これは簡単で、256Kアプリに対応しているのがシャープ製の3機種しか存在しなかったから」と説明するが、256Kアプリに対応した機種が増えれば、使用できる機種が限定されるという状況も徐々に緩和されていくだろうと予想している。
NTTドコモやauなど、他のキャリアの携帯電話に対応させることも当然ながら視野に入れており、時期は明言しなかったものの、「早い段階での全キャリア対応を実現したい」と原尾社長は言う。
ドライブステーションはセンターサーバー側に演算を一任し、その結果をダウンロードして使うという、通信型カーナビの一種だ。したがって使えば使うほどパケット代の問題が浮上してしまう。
現状、ボーダフォンにはパケット定額制のプランはない。実用するとなると、定額制プランのあるドコモやauへの対応をいち早く望む。