【オペル・新型ティグラ海外試乗】その3 独創的な構造のオープントップ…河口まなぶ

自動車 ニューモデル 新型車
【オペル・新型ティグラ海外試乗】その3 独創的な構造のオープントップ…河口まなぶ
【オペル・新型ティグラ海外試乗】その3 独創的な構造のオープントップ…河口まなぶ 全 5 枚 拡大写真

『ティグラ』に搭載されるエンジンは1.4/1.8リッターの直4で、これに5速MTもしくは2ペダルMTである“MTA”が組み合わせられる。ただし今回の試乗車は5速MTのみが用意されていた。

走りの印象は、まず屋根を閉じたままだと静粛性/剛性感が高いのが特徴だ。メタルトップ構造を持つクルマでは、クローズドの際にパネルとの合わせ部分がきしんだりすることもあるが、最後発に属すだけにその辺りには配慮が感じられた。

ティグラのメタルトップはプジョー206CCのそれによく似ているが、それもそのはずでサプライヤーは206CCと同じフランスのウーリエ社製である。ただし、オペルいわく「ルーフに関しては6つの特許を持っていて、4つが開閉機構に関わるもので、ふたつがトランク内の構造に関わるもの」だという。

開閉方法は室内2カ所のロックをはずし、ボタン操作をするだけ。所要時間は18秒とごくごく標準的だ。屋根を開けて走ると、開放感が非常に高く感じられる。というのもクローズド時の静粛性/剛性感の高さがあるから、屋根を開け放つとまさに解放された感があるからだ。

ハンドリングはひとことでいうと「軽快」。追い込んで走るようなキャラではないだけに、その言葉から連想されるライトな感じがうまくマッチしている。かといって頼りないことなく、ワインディングロードやハイウェイなどでは意外なしっかり感/カッチリ感を持つ。

さて気になる日本導入だが、GMジャパンのスタッフいわく「時期的には来春。価格は200万円台の前半から真ん中からくらいかな…。導入モデルは1.4リッターに2ペダルMTを組み合わすモデルが候補として挙がっていますが、1.8リッターのMTもイイですよね」という感じ。

個人的には1.8リッターの元気のよさに引かれる。1.4リッターもじゅうぶんな性能だが、やはりこのクルマの軽快さやキビキビ感は、1.8リッターのほうが引き立つように思えた。

《河口まなぶ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  4. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  5. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る