16日、愛知県豊田市内の交差点で、乗用車が右折しようとしたところ、対向車線を直進してきた普通トラックと衝突した。この事故で乗用車に乗っていた妊娠中の32歳女性と1歳の男児が共に全身を強く打って死亡している。
愛知県警・豊田署によると、事故が起きたのは16日の午前8時35分ごろ。豊田市生駒町東山付近の国道155号線で、32歳の男性が運転する乗用車が右折しようとしたところ、対向車線を直進してきた23歳男性の運転する普通トラックが左側面部に突っ込み、さらに普通トラックの後部に31歳の女性が運転する軽自動車が避けきれずに追突した。
この事故で乗用車は大破し、助手席に乗っていた妊娠6カ月だった32歳の女性が全身を強打して収容先の病院で死亡。後部座席のチャイルドシートに座っていた1歳の男児も全身を強打し、懸命の治療が続けられたものの、事故から約20時間後に死亡している。
また、乗用車を運転していた男性と、軽自動車を運転していた女性の2人も軽傷を負っている。
現場は伊勢湾岸自動車道・豊田南インターチェンジ(IC)に近い、上下線が完全に分離した交差点で、中央に橋脚などがあるため、右折方向から対向車線側の見通しは良くないという。