17日、千葉県市川市内の国道で、市道に向け右折しようしていたワゴン車の後部に、国道を直進していた乗用車が衝突した。乗用車は衝突寸前に回避のために対向車線へ飛び出し、この際に別のクルマとも正面衝突して大破。
乗用車を運転していた男性が死亡、助手席に乗っていた19歳の女性が重傷を負っている。
千葉県警・市川署によると、事故が起きたのは17日の午前1時55分ごろ。市川市大町付近の国道464号線で、丁字路で右折して市道に入ろうとしていたワゴン車の左後部に、21歳の男性が運転する乗用車が衝突した。
乗用車は衝突の直前、これを避けようと対向車線側に逸脱したが、ワゴン車が作り出した死角から飛び出してきた対向車と正面衝突した。
この事故によって乗用車の車体は大破し、運転していた男性が全身を強く打って間もなく死亡。助手席に乗っていた19歳の女性が重傷を負った。また、正面衝突した対向車を運転していた29歳の男性と、同乗していた49歳の女性も軽傷を負っている。
事故の一因となったワゴン車は事故後に現場から逃走。行方がわからなくなった。
事故の目撃者の証言によると、ワゴン車は右折して市道に入ろうとしていたが、前方から対向車が来ていたため、国道の対向車線側に後部をはみ出させたまま停止。そこに乗用車が衝突したとみられている。
事故の当事者となったワゴン車が現場から逃走していることから、警察では死亡ひき逃げ事故として捜査を開始。逃げたワゴン車の行方を追っている。