19日、日産自動車の『ステージア』がマイナーチェンジを実施、内外装のクオリティアップとともに、車種展開を整理した。
このマイナーチェンジからスポーツグレードの「RS」系を廃止。標準仕様の「RX」系と、ウレタンのオーバーフェンダーを装着しSUVイメージを高めた「AR-X」のふたつのラインナップにまとめられた。
搭載されるエンジンもNAのVQ型の2.5リットルと3.5リットルの2機種に絞られた。
これによりAR-Xに搭載されていたエンジンも2.5リットルターボから、NAの3.5リットルに変更。最高出力は2.5リットルターボの280psにおよばず272psとなるが、大排気量のNAらしいナチュラルなフィーリングを手に入れている。
他にもテレスコピック・ステアリングやアクティブヘッドレスト、ヒーター付きドアミラーを全車に採用するなど安全装備を充実している。
価格は273万−351万75万円と若干引き下げられた。特にエンジンが2.5リットルターボから3.5リットルNAに変わった「A-RX FOUR」では、実に22万円以上も引き下げられている。日産得意のターボエンジンがなくなってしまったことは寂しいが、価格が引き下げられ、商品力は高まっている。