青森県警は18日、虚偽の休業損害証明書を損保会社や共済組合に提出し、保険金を騙し取ろうとしていたとして、59歳と34歳の男を詐欺容疑で17日までに逮捕した。逮捕した2人は大筋で容疑を認めているという。
青森県警・交通指導課によると、詐欺容疑で逮捕されたのは金木町内に住む59歳の男と、五所川原市内で運転代行業の会社を経営する34歳の男。
59歳の男は2003年6月に青森市内で単独事故を起こして負傷した際、当時は無職だったにも関わらず、知り合いだった34歳の男が経営する運転代行の会社で雇用していたと偽るように依頼。この男もそれに同意し、実際の勤務実態が存在しないにもかかわらず、損保会社と共済組合に偽の休業損害証明書を提出。保険金や共済金を騙し取ろうとした疑いがもたれている。
虚偽の交通事故を起こし、保険金の請求を行ったとして詐欺容疑で逮捕された男2人が「他にもやっているやつがいる」と自供したことから内偵捜査を続けてきたが、その結果としてこの2人の事件についても明らかになったという。